三日目 キスしても良いよ
「今日は三日目。今日はキスならしても良いらしいよ?」 朝起きて、朝食を取る。その後は自由時間。今日は部屋から出ない代わりに食堂から運ばれてきたスコーンや紅茶で、やっぱり満腹にはならない程度に二人だけのお茶会を開いたり、ヒーリングミュージック…
Novelオベぐだ♀,二次創作,愛を知らない俺らの幸せ
二日目 抱き合いましょう
「ふぁ……」 起床時間となって自然光に近く設定された明かりが灯る。今日はずいぶんと冷えているな、空調が壊れたのかなと思いながら身体を動かすと、するりと身体を滑る感触があった。「ん?えっと……って、何で?!」 なんで服を何も着ずにベッドで眠っ…
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一日目 見つめ合いましょう
一臨の姿に何故かなった彼の姿に残念だと思いつつ、二人で改めてベッドの縁に座る。セックスをするために部屋にいると考えると恥ずかしくなってしまうけれど、それでもなんとかそれを悟られないように、心を落ち着けた。「さて、一回だけ抱くって言ってたけ…
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プロローグ
「じゃあ、今日から一週間はお休みだからね。しっかり休息も取ってたのしんできてくれたまえ」「ありがとう、ダヴィンチちゃん!」 管制室でかけられた声にありがとうと返す。いつも通りお仕事を手伝っていたらダヴィンチちゃんに話しかけられて、協議した結…
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オベロン、あのね
「はっ、はぁ……オ、ベロン」「やあ、マスター。今日もきみは元気いっぱいのようだね?」「げ、元気いっぱい、って、ほど、じゃない、けど……もし良かったら、私の部屋に呼ばれてくれない?」 この間のことについて話そうと言外に伝える。これが本音である…
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伝えたい気持ち
痛くて、苦しくて。世の中の女の子たちはこんなことに気持ちよさを感じたり、うれしさを感じたりできているのかな。私が彼を無理矢理そうしたりしなければそれを感じられたのだろうか、などと疑問に思う。 レイシフト先から無事にとは言いがたいものの、帰…
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事故
「ロビン、それにマルガレータ!」 後もう少しだから耐えて。口に出す前に二騎の強制的戦線離脱が始まる。霊核が砕かれるほどの強烈なダメージでない場合、一定のダメージを喰らったら強制的にカルデアに転送される仕組みで設定されたレイシフト。そうなった…
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恋って何かしら
「では、ビリーさんの体力はマイナス二になります」「ちぇっ、ここまでってことか」「まだここまでってわけじゃないですぜ、ここで坊ちゃんの医学が成功すればいいんですよ」「坊ちゃんって、じゃなくて……キーパー、医学か応急手当の使用はできますか?」「…
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あなたのことが大切だった
「か、ちゃん……り、かちゃん」「んぇ……?」「立香ちゃん、ああ、良かった」「ぁ、えっと?」 泣きたかった。どうしてって言いたかった。「ドクター、生きて、るんですか?」「生きてるって?……ひどいなぁ、まったく。僕のことを何だと思ってるんだい?…
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そして夢の中
「ロマニ・アーキマンの話を聞きたいんだけど、良いかな?」「……、駄目って言っても聞くよね?」「まさか。それから後学のために。質問に質問で返すのはどうかと思うんだけど」「それは、ごめん」 昼下がりのカルデアの廊下。壁ドンをされるほどの勢いで立…
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医務室にて
「ドクターのことですか?」「マスターとの写真をこの間見つけてね。ずいぶんと仲が良さそうだなって思ったんだよ」「ええ、そうですね。マスターと彼は、彼女の主治医がドクターであることを抜いても仲は良かったと思います」 アスクレピオスやナイチンゲー…
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ロマニ・アーキマン
「マスター、誰だい、この人は」「あ、それは」 しまったというように藤丸立香は顔を歪める。その言葉には仲間を失った悲しみが乗っていた以上に、それ以外の苦しみを感じて、甘い言葉にできないような感情を視て、オベロンは目を丸くする。こいつ、俺以外に…
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