学パロ時空―暗室にて―
現像、停止、定着。流し台の横に三種類の液体が入っていることを確認して、部屋の明かりを落とす。それからすぐに、隣にいた先輩が別の明かりをつけると、薄暗い部屋が赤茶の独特な色で染まった。「シャルル先輩。今回のは自信作なので、見ていてくださいね!…
Novelサンぐだ♀,二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)
もがき生きるマスターへ(オベ→ぐだ)
しんしんと雪の降る中。もう限界だと、エネミーから逃げ切ったマスターは雪に身体をあおむけの状態で沈める。本来であったならば、そんなことをしたら凍傷の危険性もあることは分かっている。ただ、両足に怪我を負った状態で、腕に矢を受けた状態で。無理やり…
Novelオベぐだ♀,二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)
もふもふ
むにむにとモフモフと。体温なんて感じないと思ったけれど、そこは妖精だからなのか、温かく感じて、そのまま眠りに誘われる。ふあっ、と小さく出た欠伸にくすくすと笑い声が聞こえた気がしたけれど、重たい瞼は上がらずに、目を閉じた。「マスター?どこにい…
Novelオベぐだ♀,二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)
藤丸立香は最後を誰に願うのか(オベ+ぐだ)
「最後の時は、私を奈落へ連れて行って」 召喚をされ、その場で種火を摂取させられて。唖然とする中、さっそくと連れていかれたマスターの部屋での一言。最後の時という言葉に違和感を感じながら、真意を理解し、舌打ちをする。 妖精國で対峙した時にも見ら…
Novelオベぐだ♀,二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)
お茶会
頭の上にお花の幻覚が見える。藤丸立香はサンソンが幼女サーヴァント、もといナーサリちゃんやジャックちゃん、バニヤンちゃんと一緒にマドレーヌを食べているサンソンを眺めてそう感想を漏らしていた。それに笑い出しそうになりつつも、マスターもだいぶ疲れ…
Novel二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)
求める夜には(R-18)
傷が疼いて眠れない夜ならば、寄り添って痛む場所に手をかざしてくれる。恐ろし夢を見て眠れない日は、ハーブティーを淹れつつ楽しい話をしてくれる。そして、どうしても愛してほしい時には。「っ、リ、ツカ」「ん、ぁ……シャルロ、も、う」「ええ、いいです…
NovelR18,サンぐだ♀,二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)
攻めを交代する話(R-18)
「今日は私が攻めるから、シャルロは動かないで欲しいな」「分かり、ました」夜も深まり、さらりと乾かされた髪に戯れに口づけを落とし、そのまま口と口を合わせ、押し倒そうとする。眉間に刻まれた皺と僅かな抵抗を感じてそれを止めると、そのまま椅子に座っ…
NovelR18,サンぐだ♀,二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)
100本ノック2(前半)
ネクタイの日(学パロ:スクールアイドル)「えっと、これをこうして」「いえ、そこは逆ですよ、リツカ」「あ、そうだったの?ごめん」首に弛く巻いた紐をほどき、巻き直した。そして、目の前のサンソンの動きを追うように、ゆっくり丁寧に進めていく。輪を作…
NovelR18,サンぐだ♀,二次創作,僕らの幸福の軌跡3(前編)