第六話 ゆっくり知ろう?
吐いてから何度も立香を抱こうと思った。けれどそれは叶わず。部屋に入ることはできる。ベッドに寝っ転がって彼女を待つことだってできる。それでも彼女に触れようと動こうとするだけで固まってしまうし、彼女から触れられそうになると避けてしまうことが続…
Novelオベぐだ♀,二次創作,愛を知らない俺らの幸せ
第五話 愛はあるのではないですか?
「妖精王オベロン、今お時間よろしいですか?」「ああ。構わないけどなんだい、バーゲスト。戦闘が終わったばかりだけれど、君は大丈夫なのかい?」「お気遣いありがとうございます。ただ、私は平気なので」 これは面倒くさいことになったとオベロンは思う。…
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第四話 身体を交わす愛以外にも愛ってあるのではなくて?
生まれて十八年の終末装置としての機能の備わったものに、存在とは反対の行為をさせる。それがいかに酷なことかと考える。考えて、そして考えても答えはでない。 廊下を歩きながら考える。やっぱり答えは出ないかとため息をつきながら角を曲がろうとしたと…
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第三話 精神の治療は範囲外です
「精神の治療は範囲外です」「そこをなんとか」「勃起不全の薬なら出すことはできますが」「そうじゃないんだよな~」 妖精王の姿を取り、愛し合うものと身体を交わすためにはどうしたら良いかと医務室を訪れる。今度は保護者サーヴァントよりも、より治療に…
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第二話 立ち止まって考えてご覧なさい
オベロンが情事中に吐いて部屋を飛び出してから五日。私は女王に謁見を申し入れていた。「それで、我が妻よ。妖精國の何を聞きたいと?」「えっと、それなんですがね、妖精王オベロンのことを」 妖精國のキャメロットを模したシミュレーター。口にした瞬間…
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一話 エラー、エラー、エラー
「ぁあ!……んっ!」 腰に絡みつく足。無意識だろうそれはぎゅっと絡みつき、精を逃さないというように膣内もうねる。身体に絡みつく感覚に、目の前の彼女の表情に、絞り出される切ない声に。全てに嫌悪感が押し寄せると共に、胸によく分からない気持ちが溢…
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エピローグ
「ねえ、何で一緒に入ってるの?」「それはね、リツカ。僕が無理をさせたから、せめてお風呂では楽をさせたいと思ったんだよ」「ねえ、何で後ろから抱きしめてるの?」「それはね、リツカ。後ろからの方がお互いに色々と見えなくて良いだろう」「ねえ、何で第…
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五日目 エッチしましょう
ピピッと零時のアラームが小さくなる。今日で五日目。五日目だけど、それを理解する前に、身体がビクッっと震える。「お、べろん」「リツカ?」「日付、こえたよ?」 だからもう、次に進もう? 全身にキスの雨を降らされて、ありとあらゆるところを見られ…
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四日目 遠回しな触りあい
「んっ……っぁ……ゃ、ああ!」 ぐちゃぐちゃといじられる下肢を支えるのが難しくなって首にしがみつく。同じものを使っているはずなのにほんのり良い香りのする髪の毛。耳元で漏れる彼の荒い息にぶわりと頬が熱くなる。それと共に、膣内を締めてしまい、気…
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三日目 キスしても良いよ
「今日は三日目。今日はキスならしても良いらしいよ?」 朝起きて、朝食を取る。その後は自由時間。今日は部屋から出ない代わりに食堂から運ばれてきたスコーンや紅茶で、やっぱり満腹にはならない程度に二人だけのお茶会を開いたり、ヒーリングミュージック…
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二日目 抱き合いましょう
「ふぁ……」 起床時間となって自然光に近く設定された明かりが灯る。今日はずいぶんと冷えているな、空調が壊れたのかなと思いながら身体を動かすと、するりと身体を滑る感触があった。「ん?えっと……って、何で?!」 なんで服を何も着ずにベッドで眠っ…
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一日目 見つめ合いましょう
一臨の姿に何故かなった彼の姿に残念だと思いつつ、二人で改めてベッドの縁に座る。セックスをするために部屋にいると考えると恥ずかしくなってしまうけれど、それでもなんとかそれを悟られないように、心を落ち着けた。「さて、一回だけ抱くって言ってたけ…
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