第2の爆発
客室から出たところで、第2の爆発が起こる。爆発はデッキで起こっているようで、天井の破片が降り注ぐ。ここで1D100を探索者に振ってもらい、出目が高かった者の頭上の天井が落ちるだろう。カールがその探索者を庇うこととなり、カールはそのまま全身が瓦礫の下敷きとなる。(庇われた探索者には1D2のダメージが入る)
・<聞き耳> / カールの安否
「僕は大丈夫だから………だけど、流石にこれは時間が……先に。……ただ、ニエルはここにいたほうがいい………かもしれません」 と聞こえる。
KPへのお願い
カールはSAN値が極端に低いので、次のイベントのこともあり、置いていくことになるだろう。ニエルも次のイベントのためにここに残るようにすること。
甲板へ向かう
甲板へ向かうと戦闘になるので、B1の客室階にいる時点で、瓦礫などで武装するとよい。
瓦礫は投擲成功で1D4ダメージとなる。
甲板へ向かうと、船を前方に見て左側にあるはずの救命艇が無くなっている。そこに
武装した人間達と、7~8歳ほどに見える少女が立っている。その姿は秘書室にあった写真と
同じ少女の姿で、カールの妹のユアであると分かるだろう。武装をした人間達は探索者に気づき、手元に持っていた銃に手を伸ばし、戦闘態勢になる。
●戦闘
民間軍事会社の人間達(初期の探索者から見えるのは最大4人まで)との戦闘になるが、NPC紹介に書かれている5・6人目は探索者から見えない位置に隠れている。彼らの行動は、1ターン目に探索者を捕まえる支持を受け、2ターン目に捕まえられる位置まで移動、3ターン目に探索者の頭に銃を突きつけるという行動をとる。
<目星>を行うと探索者が宣言した時のみ発見できる可能性があるが、それ以外は自動成功でこの行動ができるものとする。
3ターン目になり、銃を探索者が突き付けられると、次のイベントが起こる。
探索者が気が付いたときには、こめかみに銃が突き付けられている。そしてそのまま引き金に指をかけられ、押し込まれた。と、同時に探索者は何かによって突き飛ばされる。
探索者がそれを確認するとニエルであったものだと分かるだろう。探索者を庇った拍子に
胸を撃たれ、驚きのような、苦痛のような表情を浮かべる。しかし、それが嘲笑へと変わって
いくのもわかっただろう。
ニエルだったものは顔が無きものへと変わっていくと、近くにいた軍人2人へと腕を振るう。
それは、人だったものは、次の瞬間には肉塊へと姿を変え、他の物も変わっていく。すべてを肉塊へと変えた後、顔のないものは探索者へと近づいてきて、顔もないのに笑っていると
分かる表情をし、消える。
神話生物ニャルラトテップ。それを直視した探索者は1D10/1D100のSANチェックだ。
