1日目:現実パート(夜:就寝前)
●友人から心霊写真を日中もらったことを思い出す
・<目星> / 写真について
墓の陰から13,4歳の子供がうつむいた状態で覗いている写真である。表情は、
ローブをかぶっているので見えない。また、墓に1845と彫られている。
・<アイデア>または<歴史> / 1845年について
01月29日 エドガー・アラン・ポー『大鴉』発表
02月07日 大英博物館で「ポートランドの壺」が酔漢に破壊される
03月01日 米国でテキサス共和国が併合さる
03月03日 米国でフロリダが27番目に州となる
03月04日 米国でジェームズ・ポークが第11代大統領に就任
03月13日 メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」初演
03月29日 水野忠邦が老中を辞職
04月16日 ヴァルマ革命ヴァルマ王女アンネ・ルーベルトが処刑される。
08月06日 英国艦サラマンダ号長崎来航。
08月28日 『サイエンティフィック・アメリカン』創刊
10月02日 水野忠邦が隠居蟄居
10月10日 米国で海軍学校(後の海軍兵学校)創立
12月29日 米国でテキサスが28番目に州となる
・友人に「どこで写真を撮ったのか」などを聞いていた場合
友人も、そのまた友人からもらったからわからないと答える。海外旅行中に教会を撮ったはずのものが、墓と少女が映っていたという。
適度に回想、またはダイスロールが完了したところで、友人から「枕元に置いて寝ると変な夢を見る」と聞いたことを思い出し、その通りに探索者は寝ることになります。
1日目:夢パート(路地裏)
夢パートにおける共通事項
夢パートにおいては、探索者は夢の中にいるので好きな服装・所持品を持っている。
ただし、知識にあるものしか使うことができない。本などは読んだところまでしか書いていない。
●裏路地にいることに気が付く
夢の中で目を開けると、見慣れない裏路地にいることが分かる。辺りに目立つものはないが、どこかから人々の声が聞こえることもわかる。
・<聞き耳> / 声に対して
「また税の徴収がひどくなった。もう食べるものも」
「王女様はまた新しく服や宝石を購入したし、国賓を招いて盛大なパーティーも行ったらしい」
「なんで王は娘を止めないのか。このままでは……」
等の声が聞こえる。
聞き耳が終わった時点で、次のパートへ進む。
1日目:夢パート(墓場)
●墓地にいることに気が付く
瞬きをすると墓地の中へと風景が変わっている。墓地のいくつかには「ヴァルマ国」と書かれている。
・<アイデア> / 墓地について(写真について事前に調べていた場合、可能)
写真の墓地であると気が付く。
・<目星> / 墓地全体に対して
1835年の墓が一番新しい墓であることが分かる。また、遠くに人影が見える。
墓地をしばらく歩くか、<目星>後に人影に近づくと、一人の子供が墓に座ったまま 本を読んでいることに気が付く。
・<目星> / 子供に対して
6~8歳ほどの子供に見える。フードをかぶっているので表情は見えない。
・<目星> / 本に対して
「屍食教典儀」と書かれている。
※この状態で<クトゥルフ神話>を振って成功した場合、「屍食教典儀」には、人をグールに変える力があることが分かる。
探索者が子供に近づこうとすると、子供は逃げてしまう。
DEXの判定を行うことはできないものとする。追おうとしたところで目を覚ますだろう。
