【FGO:オベぐだ♀】「それは気持ちいいってことじゃない?」(R-18)

「お、おべろん……
「何?欲しいって?ならあげるよ」
欲情した瞳で、ぐちゃぐちゃになった笑顔で、俺を求めるマスターに気持ち悪さを感じつつ、指でドロドロにふやかしたそこに、モノを宛がって腰を進める。人間だったら避妊具をつけるんだろうけれど、自分の性器から排出されるそれにはその機能はない。それにサーヴァントとマスターにとっての交尾は魔力供給以上のものはないので、それ以上のことなど考えるだけ無駄であった。
「ぁっ♡ぉべろん、の、はいって……♡」
「そりゃあ、挿れろって……きみが、言った、からね?」
ぐずぐずになったそこに、ゆっくりと挿れていく。そうしながらも、わざと入り口付近で何度も往復して、ぼってりと吸い付く感覚を性器に感じる。瞬間、ぞくぞくとした嫌悪感を感じるものの、なぜか止めることができずに、最奥まで進めたのだった。
「はっ、……くそっ、ああもう」
「気持ち、悪いの?」
「俺の台詞取らないでくれないかな?……そうだよ、気持ち悪い」
「それって、んっ♡」
嫌な予感がして、ぐっと最奥にもう一度たたきつけるように腰を進める。パンッ、と音が一度なった。それでも目の前のマスターは、息を切らしながらも、にやにやとした口を隠さない。
「それって、さ♡きもちいんじゃ、ない、かっ、なぁ……んっ♡あっ♡」
「なにそれ?心底、気持ち悪い妄想、だね?」
何度も何度も腰を打ち付けて声を途絶えせようとするも、止まらず。耳障りな赤子のような甲高い音が部屋に響く。
「ねぇ、その気持ち悪い声、やめてくれない?」
「あっ♡わ、私だって♡とめたぃ、よぉ!でも、オベロンが♡止まってっ、くれ、ないと♡」
「だから、止めろって、言ってるだろ?」
うるさい音を出す目の前の唇を、無理やり口で塞ぐことで音を止める。ただ、そうすることでマスターの膣内は、酸欠を講義するようにぎゅうぎゅうと締まり、胸が締め付けられるような、焦燥感や切なさのようなものがあふれる。
「んっ♡んっ♡……ぁ、やぁ!も、イッ」
「なに?イきたいって?それとも、イく?……、俺の許可なしに、勝手にイくとか、どうかと思うけど?」
「ゃ、だったらぁ♡そ……やって、激しく、しないで♡」
「はぁ?してない、けど?まあいいや、みっともなくイっちゃいなよ?」
嫌だと言っていたことをしてやろう。目の前でみっともなくイくマスターを見るのはもしかしたら気分が良いものかもしれない。そう考えてスパートをかける。甘ったるくて気持ち悪い声で聴覚が汚染される感覚を感じながら、膣が締まった場所を重点的に突く。そうすると、ざらざらとした場所に亀頭があたり、思わず声をかみ殺したところで、マスターの限界が来たようだった。
「っ、ぁぁあ♡」
「んっ……
ぎゅうぎゅうとした断続的な締め付けに、思わず精を吐き出す。気持ち悪い。気持ち悪い。下半身を中心にぞくぞくと虫が這っているような感覚と、倦怠感が次第に襲ってくる。俺はそれに任せてマスターの膣内から自分のモノを抜き、そのまま横に崩れ落ちるように寝ころんだ。
「はぁ……
「んっ、おべろん」
「なに?」
……きもちよかった?」
「何言ってるんだい?おれの言葉聞いてなかった?心底気持ち悪いって言っただろう?」
マスターは先ほどイったばかりだというのに、体力が有り余っているのか、それとももう一度シてやろうかと言いたくなるようになのか、俺の上に乗り上げてくる。
「そう?でも、気持ちよさそうな顔してたし、それに私の膣内でイったでしょ?」
「あ“~、確かに射精はしたね。でも、ただそれだけだ」
「性的快感の頂点が射精の時って聞いたけど?」
「へー、そうなんだ」
「棒読みだねぇ?」
棒読みにもなるだろう。性的快感の頂点?あんな気持ちの悪い感覚がそんなものなのかと、マスターとその説明をマスターにしたものに問いかけたくなるけれど。とりあえず黙っとけと、にやにやとしながら訪ねるマスターの唇をもう一度塞ぐのであった。