【FGO:オベロン×ぐだ子×キャストリア】水魚のように(R-18) - 6/6

ちゅんちゅんと、窓の外から雀の声が聞こえて目を覚ます。まだ二人は深い眠りについているようだと安心し、立香は二人を抱きしめる。大切な幼馴染の二人。ずっとずっと小さなころ、それこそ幼稚園の頃から一緒にいた二人だけど。
「それだけじゃ、ないんだよね」
アルトリア・アヴァロン。それから、妖精王オベロン。オベロン・ヴォーティガーン。そうしてそんな二人のマスターであったという記憶がある自分、藤丸立香。
いつかオベロンが言っていた微睡のような優しい時間。三人が学生として、人間として生きているだなんて、これはもしかしたら夢なのかもしれない。それでも、それでも……。立香は、この二人と過ごせる時間を大切にしたい。そう思いつつ、再度眠りにつくのであった。