【FGO:サンぐだ♀】遊園地デート

「極小特異点が発見されたようだ。すぐに来てくれたまえ!」
そう言われてレイシフト。今回は極小ということで、一緒に向かったサーヴァントはサンソン一人。こんな人数でいいのかとか、マシュをつれていかなくてもいいのかと頭を捻ったが、目的地へと到着した瞬間に、ダヴィンチちゃんの考えを知ることができた。
目の前には観覧車や数々のアトラクション。そして、私とサンソンが着ている服は礼装などではない、現代の年齢にあった服だ。
「その特異点は誰かに楽しんで欲しいという思いで作られた特異点のようだね。最低限、データはとらせてもらうけど、音声などは切っておくから、二人で楽しんできたらどうだい」
ウィンクでも飛ばすように微笑みを浮かべながら話していたダヴィンチちゃんは、忙しいからと手早く通信を切ってしまった。
さて、どう特異点を修正しようか。聖杯に託された願いを叶えるためと理由をつけながら、そっとサンソンの手に自分の手を伸ばした。