【FGO】SS集 - 4/7

昼食

「ほら、たっぷりお食べ」
そう言って出されたのは、フムスとプランスパン。どうしてこんな組み合わせになったのだろうと、立香はブーディカ越しに厨房を見ると納得した。何故か普段は厨房に入らない男性サーヴァントたちがひしめきあっている。気のせいだか、色とりどりの煙が出たり、爆発音もしているような気がしたが、気のせいだと思い目を背けるようにすると、自然とブーディカと目があった。
「これでも最初は食べれる料理を作っていたから、任せていたのよ?でも、だんだんと集まってきて、あわてて食べられそうなものを持ってきたら、そうなっちゃったのよ。ごめんね」
「そうだったんだ。……うん、大丈夫だよ」
苦笑しながら食事用のトレーを持ち上げて、運んでいく。今日はどこに座って食べようか。フランスパンだからフランス組?それともフムスを作ったのはきっと彼だろうからお礼も兼ねて食事を取るか、贔屓にしているファラオと一緒に食事できたらしてみるのもいいかもしれない。それとも、ハサン達と食事をとるか。
ワクワクとした気持ちになりながら、進んでいくのだった。